金峰山小屋に泊まって
8月16日から金峰山小屋に1泊して金峰山を楽しくトレッキングでした。
瑞牆山荘からのルートを選択しましたが、往路はずっとガスっており展望は全くなし、翌日のご来光を期待して小屋へ入りました。台風10号は通り過ぎたので大丈夫と思ってトライです。夕食前には青空が顔を出し、見事な雲海を楽しめました。いやが上にも高まる期待でしたが、すぐにガスが復活、心配です。
宿泊者は自分を含めて2名とのこと、もう1名は18時半頃の到着でした。
夕食後、日の入りを期待して頂上を目指そうかとも思いましたが、ガスが晴れる気配はなく、翌朝に期待して就寝です。
小屋から山頂までは約20分、日の出は4:55ということで4時に起床したところ星が見えるではないかっ!
これはご来光!と頂上を目指して出発しましたが、登っているそばからガスが出てきて、頂上では何も見えず。残念っ! 千丈岩も見えません。仕方なく小屋に戻って朝食です。ご主人からも「ダメでしたね」と同情の声をいただきました。
朝食後はのんびりと過ごしてそのまま下山しようかとも思いましたが、天気予報は晴れだし、せっかくだからと再度頂上へ向かいます。すると途中からガスが晴れてきて千丈岩も見えてきました。頂上ではまだガスってますが、時に晴れ間が出たりしてます。そうこうするうちに青空が突然現れ、千丈岩の勇姿がくっきりと、その先には富士山も雲のうえから見えるではないですか!すっかり晴れた頂上からは見事な展望です。瑞牆山の岩群もその先の八ヶ岳も稜線の向こうに姿を見せました。
この突然の天候変化があるから山はわからない、というか逆もあるわけで、素晴らしい天気の中を歩いていたのに突然の天候悪化で動けなくなる危険をはらんでいます。山頂で素晴らしい展望を楽しみながらも、そんな事をふと感じました。
しかし金峰山は、美しい富士山だけでなく瑞牆山や八ヶ岳、そして千丈岩といったいつまで眺めても飽きることのない見事な山頂を持つ素晴らしい山であることが判りました。瑞牆山荘からのルートは高低差が約1,000mと自分にとっては結構ハードですが、途中の富士見平や大日岩、千代の吹上といった岩々、晴れていれば見事な稜線と瑞牆山の姿に圧倒されながらの十分に楽しめるルートでした。近いうちに夕日とご来光を目指してリベンジしたいと思います。その時はピストンのルートではなく大弛峠からの縦走で瑞牆山荘に降りるコースを取ってみよう。
以下、ざっと今回のルートです