北横岳:冬山登山の下見

ある方のアドバイスです。
「冬山に登りたいのであれば、登りたい山に夏場に一度行きなさい。初めての山に雪山の季節に登らないように。」
別の機会に、山で低温に晒される怖さを知った自分としては、このアドバイスは重く響きます。北横岳は雪山登山の入門として語れることが多く、とても人気の山ではありますが、2,000M以上の標高を持つ山ですし、決して侮ってはならないと思いどんなコースなのかルートを確認のために登ってみました。天気も悪く全く展望のないトレッキングになりましたが、冬に向けて良い下見になりました。

結論として、ロープウェイを使って山頂駅から坪庭の散策してから、北横岳ヒュッテで休憩、南北のピークを取ったとしても夏には少し物足りない感じです。今回は日帰りでしたが、やはり北横岳ヒュッテ泊で日の入り、日の出を観たいと思います。
今回はスルーしましたが、三つ岳で岩登りをトライするのも良いかも、というのが感想です。

ただ、雨とガスに煙る坪庭と、展望はないものの煙った風景は幻想的で、雨の日の八ヶ岳はやはり良いと、この度も強く思いました。


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山頂駅から坪庭を経て、これから向かいます

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坪庭です。

冬になるとこの坪庭が一面雪に覆われるのだと思うと、冬が待ち遠しいです!

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今回は雨とガスで展望が望めないので、花の写真をたくさん撮りました。

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これは「ゴゼンタチバナ」という花だそうです

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北横ヒュッテからすぐの七つ池は、静かな佇まいを見せる素晴らしい池です

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こういう風景も八ヶ岳の魅力です
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縞枯山荘の方にも足をのばしてみました
素敵な山小屋なのですが、オーダーをしないとテーブルを利用できず、ガスコンロの使用もできませんでした。それなりにスペースを持った山小屋なのだから、もう少し考えてもらいたいと思います。ロープを張って、宿泊客以外は寄せ付けない、という姿勢は如何なものかと思います。はっきり言って縞枯山荘には泊まりたいと思いません。
他の山小屋でもそうですが、過去に色々あったのだろうとは思いますが、あまりにも閉鎖的な運営は如何なものかと、いうのが正直な意見です。
山小屋の運営に関しては、初心者山登り爺いとして、ビジネスパーソンとして、思うところがあるので別の機会に持論を述べてみたいと思ってます。

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無事に坪庭入口まで戻ってきました

どんな天候でも、どんな季節でも、八ヶ岳はその魅力を示してくれる素晴らしい山であることを、改めて認識したこの度でした。