上高地
先週、上高地を歩いてきた。北アルプスはまだ経験が無く、雰囲気を知って今後の登山の対象とするためにバスターミナルから横尾までを歩いた。
明神池から徳沢を経ての一般的なルートだが、河童橋からの穂高連峰、明神岳、そして横尾からの神々しい景色は、それだけでも十分に満足できる工程だ。天気にも恵まれ素晴らしい一日を過ごすことができた。
穂高岳とは穂高明神の御神体であり、上高地の中心は明神池周辺だったらしい。もともとの穂高岳が現在でいう明神岳であるそうで、それが故に穂高岳という山は地図には存在しない。そんなことも今頃になってやっと知ったのだが、確かに下から眺めていると、そこには神が居ても不思議は無いと思ってしまう。
バスタ新宿から夜行便のバスで早朝5時頃に上高地バスターミナルに到着した。季節的にピークではないのか、人はそれほど多くない。さすがに北アルプスだけあって、まだまだ寒さを感じる。歩き始めはグローブ着用で、ソフトシェルのジャケットまで着てのスタートとなった。
始めてなもので、かなりゆっくりとしたペースとなり、6時にはバスターミナルをスタートしたのに、明神神社に着いたのは8時を過ぎていた。河童橋からの見事な風景に言葉もなく、写真を撮りまくって歩いたらそうなってしまった。
少し急ごうとは思うものの、風景の素晴らしさと、途中で猿の親子を見かけたりとで、なかなか前に進めない。
ペースを上げて徳沢に着いたのは10時、ゆっくり休んで横尾に着いたのは12時近くになっていた。横尾で食事休憩としてスパムを焼いて、お気に入りのスキットルに入ったラガブーリンを味わいながら景色を楽しんだ。
次回は涸沢までを考えているけれど、このペースだと厳しいかもしれないと思った。横尾山荘で1泊して、翌日はノンビリと涸沢へ、という余裕を持った工程の方が楽しめると思う。
16時過ぎの新宿行き最終のバスを予約していたため、帰りはかなりペースを上げて歩いた。上高地散策であれば、徳沢まででも良かったかもしれない。
次は横尾泊まりで翌日は涸沢ヒュッテか涸沢小屋に泊まろう。