上高地

先週、上高地を歩いてきた。北アルプスはまだ経験が無く、雰囲気を知って今後の登山の対象とするためにバスターミナルから横尾までを歩いた。

明神池から徳沢を経ての一般的なルートだが、河童橋からの穂高連峰明神岳、そして横尾からの神々しい景色は、それだけでも十分に満足できる工程だ。天気にも恵まれ素晴らしい一日を過ごすことができた。

f:id:miborder:20190525112807j:plain

河童橋から観る穂高連峰

穂高岳とは穂高明神の御神体であり、上高地の中心は明神池周辺だったらしい。もともとの穂高岳が現在でいう明神岳であるそうで、それが故に穂高岳という山は地図には存在しない。そんなことも今頃になってやっと知ったのだが、確かに下から眺めていると、そこには神が居ても不思議は無いと思ってしまう。

f:id:miborder:20190524234304j:plain

明神池からの明神岳

バスタ新宿から夜行便のバスで早朝5時頃に上高地バスターミナルに到着した。季節的にピークではないのか、人はそれほど多くない。さすがに北アルプスだけあって、まだまだ寒さを感じる。歩き始めはグローブ着用で、ソフトシェルのジャケットまで着てのスタートとなった。

 

始めてなもので、かなりゆっくりとしたペースとなり、6時にはバスターミナルをスタートしたのに、明神神社に着いたのは8時を過ぎていた。河童橋からの見事な風景に言葉もなく、写真を撮りまくって歩いたらそうなってしまった。

少し急ごうとは思うものの、風景の素晴らしさと、途中で猿の親子を見かけたりとで、なかなか前に進めない。

f:id:miborder:20190525114559j:plain

穂高だろうか?

 

f:id:miborder:20190525141812j:plain

猿の親子

 

ペースを上げて徳沢に着いたのは10時、ゆっくり休んで横尾に着いたのは12時近くになっていた。横尾で食事休憩としてスパムを焼いて、お気に入りのスキットルに入ったラガブーリンを味わいながら景色を楽しんだ。

f:id:miborder:20190525113016j:plain

横尾

 

次回は涸沢までを考えているけれど、このペースだと厳しいかもしれないと思った。横尾山荘で1泊して、翌日はノンビリと涸沢へ、という余裕を持った工程の方が楽しめると思う。

 

16時過ぎの新宿行き最終のバスを予約していたため、帰りはかなりペースを上げて歩いた。上高地散策であれば、徳沢まででも良かったかもしれない。

 

次は横尾泊まりで翌日は涸沢ヒュッテか涸沢小屋に泊まろう。